レシピの粘土板
古代メソポタミアから伝わる粘土板は半壊している。左半分が現存、右半分は、村に住むかれらが復刻させたものだが、レシピの中身もかれらのオリジナルである。かれらはこの粘土板の品から、日々の食事を作っている。
ソバ粥
ムトン・スープ
マーマ・パスタ
ミート・ミー・ソバ
ププヒ・シチュー
ピュレ・ガレット
コテパイ・コンポート
アロハ(香草ティー)
無発酵パン
羊肉の石焼き
ビールスープ
ワイン
発酵パン
乾燥野菜の煮出しジュース
果物ジュース
ソバ粥
ギョウザ
カレー
ビール
①ジャガイモ/磨り潰す
②団子/そば粉に香草をみじん切りにしたものを混ぜて水で伸ばし棒状にし、団子状にちぎって入れて行く。
③羊肉/叩いて磨り潰したタマネギに前夜からつけておく(柔らかくするために)
④タマネギ/羊肉で使ったタマネギを使う
⑤ニンニク/量はお好みで
⑥塩/量はお好みで
⑦ブイヨン/2リットルに対し、小さじ2杯
⑧ミルク/水量と同量
SOUP
美味な羊肉で手軽に食卓を彩る
ムトンは羊の意。水にブイヨン、ニンニク、タマネギを入れ、そこに羊肉を入れる。
煮たってきたら団子を入れ、中火に。
5分ほどしてジャガイモを入れ、さらに3分ほどしたらミルクと塩。
沸騰はさせず、徐々に弱火に。出来上がり。
ジャガイモ/乱切り
タマネギ/乱切り
ニンジン/乱切り
肉/牛または羊
ネギ/乱切り
ラディッシュ/辛みが少し。形状は好み。
スパイス/香草のみじん切り、磨り潰したニンニク、パクチー
リンゴ/磨り潰す
ブイヨン/水量2リットルに小さじ3杯
ミルク/少量
curry
メソポタミア3大野菜と
長寿の源・蜂蜜を使用した栄養の宝庫
大豆油で肉を炒めてから乱切りの野菜を炒める。
鍋の水に炒めた物を入れ、ネギ、ラディッシュ、ブイヨン、スパイスを入れる。
中火でことこと煮て、ジャガイモに串が通ったら塩、リンゴ、ミルク、蜂蜜を入れる。
麺/そば麦粉6:小麦粉4。よくこねて平らに伸ばし、細く切る
タマネギ/細く切る
ラディッシュ/細く切る
ニンジン/細く切る
香草/みじん切り
ニンニク/少量
ブイヨン/小さじ1杯
pasta
――食べたい時にすぐ
伝統のソバを使用した
労働者の好物
マーマは軽やかの意。手軽に作れるという意味。
細切り野菜を軽く炒め、そこに香草、ニンニク、ブイヨンを入れる。
野菜に火が通り切らない内に麺を入れて炒め、具材と絡める。
meet
――限られた肉を贅沢に
肉/牛か羊。摩り下ろしたタマネギに前夜から浸けておく
タマネギ/肉をつけていたタマネギ
ニンニク/ひとカケを磨り潰す
香草/お好みで
小麦粉
塩/少々
つけ合せ
ソバの茎と葉/リーフとして
ニンニクの葉
茹でた香草/ノコギリソウ=ホウレンソウに似た味
茹でたポテト/塩少々をかける
リンゴ
ミートミーソバは、肉とソバ麦の意。
タマネギに浸けていた肉を好みの大きさに切る。
パラパラと塩をふる。
軽く小麦粉をまぶす(焼くことで固くしないために)。
フライパンで焼く。蓋をして肉汁が飛ばない様にする。
肉汁で肉を漬けていたタマネギとニンニクをサッと炒めて肉のソースにする。肉にソースをかけて完成。
肉/摩り下ろしたタマネギに浸けていた羊か牛肉を細かく切る
タマネギ/肉をつけていたタマネギと、ざく切りにしたタマネギ
ニンジン/乱切り
ジャガイモ/乱切り
ニンニク/お好み
香草/お好み
ブイヨン/小さじ3
ミルク500cc
水800cc
stew
寒冷地で身も心も温まる至高の一品
ププヒは「ほてり、温かみの余韻」の意。
肉を炒める。
野菜を炒める(タマネギがちょっとしんなりするまで)。
ジャガイモはその端が透き通るまで。
水を入れ強火で煮る。途中であくを取る。
アクを取ったら中火にしてブイヨン、ニンニク、香草を入れる。
ニンジンに串が刺さったら弱火にしてミルクを入れる。
沸騰しないように気をつけながら5~10分煮る。
Gyoza
【皮】
餃子の皮/20枚
小麦粉/200g
片栗粉/大さじ2
塩/2つまみ
熱湯100cc
1.小麦粉に塩と熱湯を入れ箸でかき混ぜる
2.手で触れる温度になったら5分ほどこねて棒状にする
3.それを20等分にし丸める
4.片栗粉をそれにまぶして包んで3分ほど寝かせる
5.手のひらで円形状に丁寧に伸ばす(外側を薄めに)
【具】
1.ひき肉/200g
2.キャベツ/6枚。茹でて刻み水気を取る
3.ニンニク/1~2欠け擦る
4.塩/適量
5.香草/適量
6.ネギ/適量
具材を混ぜ皮で包んで焼く。
かつて世界のブーム、ワインと
ともに味わう
パーティメニュー
そば粉150g
小麦粉50g
塩1つまみ
水1+1/2カップ
【ガレットで包む具材】
薄い肉を焼いたもの
野菜(ソバの葉など)
燻製
フルーツ
galette
作る楽しさ――選ぶ具材でデザートにもなる少女たちに人気の料理
ピュレは遊びの意。写真のようにピザ風にもできる。
そば粉、塩、小麦粉に、水を徐々に入れて混ぜる。
冷蔵庫で密封して1晩寝かせる。
油を熱したフライパンで生地お玉1杯程度を焼く。
表面が乾いてきたら好きな具材を乗せる。
好みのスパイスを振り4隅を折って包み込んで完成。
リンゴ2ヶ
葡萄10粒くらい
蜂蜜大さじ3
ワイン大さじ2
水1+1/2カップ
compote
ぶどうと蜂蜜、そしてワイン――女性を虜にする至高のデザート
コテパイは最高の意。
村の女性たちの大好物である
フルーツとワインを使用した最高の一品。
リンゴの皮を剥いて芯を取り8等分に切る。
鍋でリンゴ、蜂蜜、水を中火で煮る。
水分が1/3くらいになったら葡萄とワインを入れる。
弱火で煮詰める。
なべ底が焦げ付かない様に時々鍋を揺する。
水分が飛んで全体にとろみが出たら完成。
香草
蜂蜜
メープルシロップ
フルーツ(磨ったり、潰したり)
コンポートで出たシロップ
herbtea
団らんのひとときに
花を添えて
アロハは友の意。
西国の民はワインやビールを好むが、
香草ティーは女性たちの夜のお供に最適。
フルーツでビタミン補給、蜂蜜の解熱効果により
風邪にも効果抜群。